愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく
「好き、蓮好きなの」
ずっと欲しかった言葉。嬉しさのあまり、思わず、ぎゅっと菜穂を抱きしめた。
できることなら、このまま、柔らかな唇を味わって、甘い匂いのする肌を余すことなく堪能していたいところだが、解いたリボンを結びなおた。
そして、華奢な肩にキスをして抱きしめなおしたのは、愛しくて、可愛くてどうしようもない感情でいっぱいだったからだ。
「触ってもよかったのに」
「煽るな。我慢してるんだ」
菜穂の腰に俺の腰を押しつけてやると、気がついた菜穂は、頬を赤らめた。
うぶすぎて、反応が可愛くてたまらない。
その頬にわざとチュッ、チュッと音を立ててキスをした。
「もう俺の女だからな」
「うん、蓮の彼女になれて嬉しい」
「可愛いこと言いやがって。どうしてやろうか?」
「こうするの」
急に、振り返り、唇にキスをしてくる菜穂に驚かされる。
仕返しとばかりに
「キスはこうするんだ」
何度も唇を喰んでキスを続けた。
夕方から始まった宴会では、仕事用の自分に切り替えて、スタッフらと親交を深めていた。
菜穂とは席が遠く、女性スタッフに囲まれていて、彼女に近寄ることも難しい。
イラつくが、そこは経営者側として、大人の対応で、女性スタッフからの話を交わしていく。