愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

数日して、蓮と会うことになって、遼と会う時より気分は高まっているようだ。

いつもよりも身だしなみに気合いが入っていると気がついたのは、鏡に映る自分を見た時だった。

いやいや、デートじゃないんだし、これはやめておこう。とデート服から着替え直したが、今度は地味すぎて、待ち合わせ場所が場所なだけに、また着替え直す。

結局、当たり障りのない格好になり、胸の辺りが寂しく感じた。遼からの誕生日プレゼントのネックレスをするのは少し抵抗があったが、気に入っているのでつけて準備完了。

待ち合わせのお店に向かう。

父の経営するようなチェーン店とは違い、予約の取れない敷居の高いお店に尻込みしてしまう。

席へ案内されると、蓮は先に来ていて隣に座るよう手招きしてくる。

数席あるカウンター席が空席なことに首を捻った。

私達だけ?

何も言わない蓮は、中にいる板前さんに合図すると、準備して待っていたであろう板前さんは、お寿司を握り出した。

ホールにいるスタッフが飲み物を聞きにくる。

私は生ビールを頼み、蓮は冷酒を頼んだ。

こうして顔を合わせて会うのは久しぶりなせいか、話が弾んでいく。
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