愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく
「そっか。わかってなかったのは私だけだったんだ」
「ほら、恋してたら、いいところしか見えないでしょ。仕方ないよ。でも、目が覚めてくれてよかったと思うわ。他に女遊びして、妊娠させてるのに、それでも離れないようなら、友達やめてたわよ」
頬をついて怒り顔をするのは、私を励ます為だろう。
「友達失わずにすんだんだね」
「そうよ。それで、最初の悩みが去年の誕生日プレゼントが、クズからじゃないかもしれないってことだよね⁈」
「うん。ネックレスと一緒に入ってたメッセージカードと、蓮からのメッセージカード見てみて」
「うわー、カッコつけて、気持ち悪い」
「えっ、そう。私、素敵なメッセージだと思うんだけど」
「…」
私の肩を叩く麗華は、ニコリと笑う。
「で、この2枚のカードがどうしたの?」
「ここ見て。Rの字が似ていると思わない」
「蓮が書いたものだから、同じよ」
「えっ、やっぱりそうなの」
「ネックレスをどうやって渡したのか知らないけど、ネックレスもピアスも選んでいるところに、私もいたもの。ついでにカードを選んでいる姿も見たわよ。菜穂の首に、そのネックレスを見た時は驚いたわ。でも、彼氏からだと言ってたから、偶然かなって思ってたのに、蓮が菜穂のネックレスに反応してたから、怪しんでた」