愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

バイト終了後、急いで麗華と待ち合わせの場へ向かう。

「お待たせ」

「ううん、私も今きたところ」

席につき、メニューを頼んでから、麗華からの誕生日プレゼントをもらう。

「1日遅れだけど、お誕生日おめでとう」

「ありがとう。なに?開けてもいい?」

「もちろん、気に入ってくれるといいな」

某ブランドの限定コフレは、2人でショッピングした時に、何気なく(いいな)と呟いたものだった。

「覚えていてくれたんだ。嬉しい、ありがとう」

「どういたしまして」

ふふふと可愛らしく笑う麗華。

「そのピアス、似合ってる」

間を空けずにめざとい麗華は、耳を指差していた。

「ありがとう。蓮にもらったの」

驚きもしない麗華は、微笑んで「相談って」と聞いてくる。

「最初から聞いてほしい」

「もちろん、私に話してごらんなさい」

胸をそっと叩いてみせる麗華に、今から話す内容は驚きの連続だろうと苦笑し、話し出した。

「待って、待って」

こくりと頷く。

「一旦、ここで整理してみよう。あの小鳥遊がクズなのは、話を聞いていてわかってたことだけど、菜穂の彼だから、我慢してたのよ」
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