愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

もちろん、ネックレスやピアスをおくる意味も聞いてるでしょうけど。と、付け加えられる。

「…そうなんだ。教えてくれてありがとう」

「どういたしまして…今は、まだ恋なんてできないでしょ。蓮はグイグイいくと思うけど、菜穂は急いで蓮の気持ちに応えなくていいと思うの。ゆっくりと蓮の愛を確かめてみて」

その後は、麗華と樹さんの結婚準備に向けての話を聞いて、幸せをお裾分けをしてもらった。

私もいつか、そんな日がくると信じて家路に向かう。

蓮からの連絡は途絶えることなく、毎日続き、バイト先や、家の前まで来ることも頻繁になる。

気持ちを隠すことをやめたらしい蓮は、とても甘い。

今日も、バイト先まで迎えに来て、一緒に食事し、家まで送ってくれたのだが、車にロックをかけて帰してくれない。

「キスして、抱きしめたい」

「私達、そんな関係じゃないけど」

「チッ、騙されないか。薄情女め」

そう言いながらも、ぎゅぎゅと抱きしめてきて、満足すると頭部にキスしてくる。

そうされても、ちっとも嫌じゃない自分。だけど、蓮の気持ちには、まだ応えられないのは、恋をするのが怖くて、今の蓮との関係が心地いいからでもある。それと、蓮と遼との関係も一つの理由。
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