愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

「親に中学から金持ち学校に無理矢理入れられて、サボってた時期があったんだ。そしたら、この人を見つけてきて四六時中つきっきりで勉強させられた嫌な思い出しかない」

2人の過去を知り、副社長の時の蓮に対して、店長が厳しい態度でいる理由がわかった気がした。

お酒も入り、体が熱い。
飲んでいたトロピカルカクテルが美味しすぎて、いつもより飲むペースが早かったようだ。

蓮に着せられたパーカーのジッパーを下げていく。

「脱ぐなよ」

「えーなんで」

「…ダメだ」

フードも被せられる。

「熱いの」

「……俺達、少し抜ける」

そういうなり、私の手を引いてシャワールームへ向かう。

シャワールームのドアを閉め、冷たいシャワーを全開で開いた蓮。

振り返り背にシャワーを浴びながら、私に着せていたパーカーをはぎ取り、抱きしめて唇を奪ってきた。

突然のことに唇を引き結んでいると

「口あけろ」と命令口調で、強引に唇を割って入ってきた舌先が、口内を蹂躙する。

「ンッ…フッ、フッ…」

蹂躙する濡れた音がシャワーにかき消されているが、甘えた声は漏れている。

蓮を好きだと自覚してしまった私は、彼の首にしがみつき、彼とのキスに溺れていた。
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