The Brave
「アイザック。何の用かな?」

「いきなり酷いことを言いますのね。マヤちゃんがどれだけ努力をしているか、わからないでしょう?」

クラウスとジェルメイヌが怒ってる。背中を向けられているから表情はわからないけど、声のトーンや雰囲気で嫌でもわかった。フローラちゃんはちょっと怖がってる。

でも、リンガード先輩は臆することなくハッと笑う。めちゃくちゃ馬鹿にされてるような気がする……。

「おい、ウィルソン。お前、左側から攻撃された時、片目を瞑る癖があるな。片目を閉じると視界が狭まるし、距離感がわからなくなる。自分で自分の命差し出してるようなもんだぜ」

リンガード先輩から指摘され、自分は驚く。自分にそんな癖があったなんて、全く気が付かなかった。クラウスが言う。

「君に関係ないだろ!マヤとフローラに関わるのはやめてくれ!」

「おお、怖ぇな〜。そんな噛み付くなよ。さすが番犬だな」

ふざけるようにリンガード先輩が言った刹那、彼の真横を光線が飛んでいく。クラウスが放ったんだ。クラウスの怒りがさらに増している。
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