神の愛
「題名は『鬼の子、人の子』か。聞いたことない童歌わらべうただな~」
「いや、童歌にしては物騒な内容すぎっしょ」

 先輩と後輩の言葉に頷きながら中身を読み込む。

 細く几帳面な文字で書かれていた。童歌ほどの歌詞の長さだが、その内容はあまりにも異質だ。正直、童歌に似合わないほど怖い。寓話や民話の方に近い童歌だと感じる。

 しかし、鬼の子、人の子、か。比喩的な表現なのか、直接的な表現なのか分からない限りは何も断言できないなと息をつく。


『恵介さん、この子のことをどうかよろしくお願いします。恵めぐみはあなたの子です』


 もう一枚の紙を何の気なしに開く。息が止まった。

 細い文字だった。それでも内容はしっかりと読み取れた。
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