恐怖探偵団と学校の七不思議
美奈子はリビングにはいなかった。洗濯機を回しているのだろう。麗奈は朝食を食べ始めた。湯気の立っている卵焼きを口に入れる。

(味がしない)

いつも味気ない食事が、今日は一段と酷く感じた。



授業と給食の時間が終われば、生徒が楽しみにしている昼休みである。普段は二十分の昼休みの後、掃除の時間が二十分ある。しかし、今日は月に二回ある掃除の時間も昼休みとなる「ロング昼休み」の日だ。亮太たちは喜んでいた。

「翼、優斗、日向、サッカーしようぜ!」

亮太の言葉に翼が「またサッカーかよ。たまには別のやつで遊ぼうぜ」と口を尖らせる。日向が「はいは〜い」と手を挙げた。

「鞠ちゃんたちも混ぜてドッジボールとかどう?」

「いいな!鞠、桜、蕾、ドッジボールどう?」

亮太の問いかけに対し、鞠が「ドッジボールはいいけど、この人数じゃちょっと少ないでしょ」と言う。桜が「他のクラスの子も誘いましょ!」と笑っていた。

(教室じゃ騒がしくて勉強できないわ……)
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