恐怖探偵団と学校の七不思議
図書室にようやく辿り着いた。麗奈は肩で大きく息をしながら図書室の中へと入る。いつもより、図書室へと道が遠い気がした。

(ここなら集中できるはず……)

図書室にいる生徒は少ない。麗奈は窓際の席に座り、ノートを広げる。昨日最後まですることができなかった問題に取り掛かった。

(えっと、この公式の時はーーー)

麗奈が鉛筆を必死に走らせていると、図書室のドアが開く音がした。それと同時に女子数人が話す声が聞こえてくる。かなり大きな声だ。麗奈は顔を顰めながら女子数人の方を見る。五年一組の女子たちだった。

「あっ、ねぇねぇ!そういえばこの学校の七不思議って知ってる?」

「えっ、何々?この学校にも七不思議あるの?」

「あるよ〜!例えばねーーー」

女子生徒の一人が楽しそうに話し出す。

一、この学校にはサナエさんという教師の幽霊がおり、夜になると各教室を回って残っている生徒に問題を出す。その問題に正しく答えられないと、異界に連れ去られる。

二、校舎の二階から三階の階段が、夜になると十二段から十三段に変わる。十三段目を踏むと異界に迷い込んでしまう。

三、一階の踊り場にある姿見が、夜に見ると自分の後ろ姿が映っており、ゆっくりとこちらを振り返る。その時に見えた顔が自分の死に顔。
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