恐怖探偵団と学校の七不思議
麗奈の喉がヒュッと音を立てた。手が震え出すのを必死で押さえる。すると、若者たちが麗奈の存在に気付いた。
「あの子ってこの辺の子かな?」
「そうじゃね?ランドセル背負ってるし」
「じゃあ、確実に出るスポットとか教えてくれるんじゃねぇの?」
若者たちが近付いてくる。麗奈は背中を向けて走り出した。若者たちは追ってくることはなかった。麗奈は荒くなった呼吸を整える。心には恐怖が残っていた。
(咳が出るかもしれないから怖いのよ。急に走ったりするから……)
必死で自分自身に言い訳を重ねる。虚しさが込み上げてきた。
黒空町は心霊スポットが多いとして、オカルトファンから注目を集めていると麗奈も耳にしたことがある。そして、県外からたまにああして肝試しをしに来る人がやって来ることがあるのだ。
「ちょっと気分を変えなくちゃ」
この乱れた心のまま家に帰っても、勉強には集中できないだろう。近くにある公園のベンチに麗奈は座り、ランドセルの中から予習・復習ノートを出そうと手を入れる。
「あの子ってこの辺の子かな?」
「そうじゃね?ランドセル背負ってるし」
「じゃあ、確実に出るスポットとか教えてくれるんじゃねぇの?」
若者たちが近付いてくる。麗奈は背中を向けて走り出した。若者たちは追ってくることはなかった。麗奈は荒くなった呼吸を整える。心には恐怖が残っていた。
(咳が出るかもしれないから怖いのよ。急に走ったりするから……)
必死で自分自身に言い訳を重ねる。虚しさが込み上げてきた。
黒空町は心霊スポットが多いとして、オカルトファンから注目を集めていると麗奈も耳にしたことがある。そして、県外からたまにああして肝試しをしに来る人がやって来ることがあるのだ。
「ちょっと気分を変えなくちゃ」
この乱れた心のまま家に帰っても、勉強には集中できないだろう。近くにある公園のベンチに麗奈は座り、ランドセルの中から予習・復習ノートを出そうと手を入れる。