恐怖探偵団と学校の七不思議
麗奈が首を傾げると、みずきが説明してくれた。

「異能力というのは歳を重ねるごとに力が増すものなの。麗奈ちゃんたちはまだ力をうまく引き出し、操ることが難しい。でもこの黒空町で異能を秘めたままだと、幽霊たちに狙われることになる。だから力を引き出して、幽霊を追い払えるようにするのよ」

「異能力を持った人は霊力があるからね。悪霊にとってはご馳走が歩いているようなものだよ。僕の異能力「いつかのカラスの群れ」は、物を作り出すことができるんだ。まあ、霊力が込められたものに限るけど」

「僕たちも持ってるよ。全員、ケイえもんさんに作って貰ったんだ」

優斗が一冊の本を取り出す。麗奈は「中、見ていい?」と訊ねた。優斗は頷く。麗奈はページを捲った。本はどのページも真っ白だ。

「僕の異能は、この本に書き込んだことを本当にするんだ。でも、「今から僕たちはイギリスに行って夕方までに帰ってくる」とか非現実的なことは再現できないけど」

「なるほど」
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