凸凹だっていいじゃないか

恐れていたこと

 翌朝。
 私は、もんのすごい寝不足だった。

 昨日、杏奈に待ち合わせのメールを送ったところ……。
 断りの返事と、置いていかれるのが怖いという理由が書いてあったのだ。
 あぁ……あいつら絶対やったなこれは。
 恐れていたことが起きてしまったことを悶々と考えていたら、いつの間にか朝だった。うわぁお。

 百合乃さんが乗っている電車は、もう知っている。
 一旦、彼女を問い詰めることにした。

 だから今日、オールして寝ていないのに、家を早く出る。今更ねむい。
 電光掲示板に書かれた、次の電車は15分のもの。
 うん、この電車で合ってる。
 駅のホームで1、2分待った。この時間、みなさん何をしているのだろうか。

『まもなく、〜〜行きが参ります。危ないですから、黄色い点字ブロックまで下がってお待ちください』

 強い風を吹かせて、電車がくる。
 開いたドアから乗り込み、百合乃さんを探した。
 ……あ、いた。
 そこにはーー。
 運が良かったのか、奈央もいた。

 呑気に話している姿を見て、少し怒りを覚える。
 コツコツと足音を立てて、2人のところへ向かった。
 2人が気がついて、おはようとかけてくる声を無視し、ドカリと隣に座る。

「ねーねー、杏奈を置いていったんだって?」

 にこにこ笑顔で2人に問うた。
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