冷たい狼さん、私にだけは甘いです?!
―次の日。

移動教室のときのこと。



また集まってる。

もう、なんで行く先々いるかなぁー。

避けて通れ…ないね。


「と、通らせてください。」

「ちょっと、邪魔よ!」

「え、あ…わっ。」


集まった女子の動きに押され、体制を崩す。

そして、持ってた教材をばら撒いてしまった。


「あ…!」


早く集めないと踏まれちゃう!



「え…?…!」

「ちょ、輝先輩!

そんな子構ってないで私達と話してくださいよー!」

「…。」


輝…先輩?

なんで私のプリント拾って…。



「…!」


女子の視線を感じる。


「あ、ありがとうございます。」

「ん。」

「それじゃあ、失礼します。」


早く、この場から離れなければ!



―そのまた次の日。

大変です…!


「!輝先輩ー!」

「どうしたんですか?

2年なんかにー。」


輝先輩…。


「…この教室に、朱里菜々葉(あかりななは)っているよな。」

「!」


私?!
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