やめて先輩、私の平穏返してよ!
勢いで止まれずに曲がってきた人にぶつかっちゃった。


「すみません…って、先輩!」

「なに走ってんだ?」

「っあ、そう…えっと、と…りあえず部室行きましょう。」

「…私も?」


手をつかんだままだった優佳が顔を覗かせて聞いてくる。


「もちろん。」


そんな話をしてる間に女子が迫っちゃうから…

急いで部室へ三人で向かった。

足音が近くなる…気がした。



―「はぁー。」


何とか振り切って部室に逃げ込めた。

…あ、勢いで先輩連れてきちゃったけど…

あんまり先輩関係なくない?


「えっと、あのー…すみません、勢いで連れてきちゃって。」

「…別に、いいけど。

なんとなくわかったし、俺も女子から避けられるし?」


なんていってまた笑いかけてきた。

…なんか。

うん…。
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