御曹司社長は恋に臆病な契約妻を極上の愛で囲う
「さ、小夜莉……お母さん、めまいがしてきたわ」
すると腰が引けた母が小夜莉の袖をキュッと引く。
「だ、大丈夫よ。きっと……」
小夜莉は自分に言い聞かせるようにドギマギと小さく声を出した。
このレストランは両家の顔合わせなど、格式あるイベントごとにおススメとインターネットに書いてあったため予約をしたが、まさかこんなセレブなレストランだとは思わなかった。
(なんだか周りのひとの目線も痛い気がする……)
小夜莉がそんなことを思った時、先に進んでいた雅人がこちらを振り返った。
「さぁこちらへ」
雅人はそう言うと、優しく手を差し出す。
その姿があまりに紳士的で、小夜莉は思わず母と一緒にぽーっとなってしまった。
雅人に促されるように、小夜莉は母と共に席につく。
まるでお姫様のような扱いに、いつしか周りの目線もうっとりとしているように感じられた。
食前酒に雅人が選んでくれたキールロワイヤルを飲みだした頃、ようやく緊張の糸がほぐれたのか、母のマシンガントークが始まる。
それは実家がある田舎の世間話だったり、小夜莉の子供の頃の話だったりしたが、雅人は楽しそうに聞いてくれた。
コース料理もメインディッシュに入った頃、調子に乗った母がワインをボトルで頼みたいと言い出し、慌てて止めに入る小夜莉の横で、雅人がスマートにソムリエに頼む場面もあった。
すると腰が引けた母が小夜莉の袖をキュッと引く。
「だ、大丈夫よ。きっと……」
小夜莉は自分に言い聞かせるようにドギマギと小さく声を出した。
このレストランは両家の顔合わせなど、格式あるイベントごとにおススメとインターネットに書いてあったため予約をしたが、まさかこんなセレブなレストランだとは思わなかった。
(なんだか周りのひとの目線も痛い気がする……)
小夜莉がそんなことを思った時、先に進んでいた雅人がこちらを振り返った。
「さぁこちらへ」
雅人はそう言うと、優しく手を差し出す。
その姿があまりに紳士的で、小夜莉は思わず母と一緒にぽーっとなってしまった。
雅人に促されるように、小夜莉は母と共に席につく。
まるでお姫様のような扱いに、いつしか周りの目線もうっとりとしているように感じられた。
食前酒に雅人が選んでくれたキールロワイヤルを飲みだした頃、ようやく緊張の糸がほぐれたのか、母のマシンガントークが始まる。
それは実家がある田舎の世間話だったり、小夜莉の子供の頃の話だったりしたが、雅人は楽しそうに聞いてくれた。
コース料理もメインディッシュに入った頃、調子に乗った母がワインをボトルで頼みたいと言い出し、慌てて止めに入る小夜莉の横で、雅人がスマートにソムリエに頼む場面もあった。