御曹司社長は恋に臆病な契約妻を極上の愛で囲う
もうこの気持ちは隠しようがない。この気持ちに名前をつけないなんて言っていられないほどに、きっと雅人にも小夜莉の気持ちは伝わってしまった。
小夜莉は潤んだ瞳を彷徨わせる。でもパッと視線を逸らすと、再び雅人に背を向けた。
「ただの香水で安心しました。じゃあ、おやすみなさい」
小夜莉は一気にそう言い切ると、呼び止めようとする雅人を振り切るようにリビングを飛び出す。そして小走りに自分の部屋に駆け込むと、バタンと扉を閉じた。
しばらく扉の前に立っていた小夜莉は、雅人のスリッパの音がリビングから奥の部屋へと消えるのを確認してから、力が抜けたようにへたり込む。
(もう隠せない……)
シーンと静まり返った真っ暗い部屋で顔を上げると、小夜莉は熱くこもった息を吐いた。
「私は雅人さんに恋してるんだ」
そう声にだした途端、小夜莉の全身に雅人に触れたときの感覚が蘇る。
偶然の出会いから始まり、お互いの目的のために契約結婚した相手。でも小夜莉はその雅人を好きになっていた。
(だから雅人さんだけは平気だったんだ。あんなに触れても大丈夫だったんだ)
小夜莉はここに引っ越してきてからの自分を振り返る。
小夜莉は潤んだ瞳を彷徨わせる。でもパッと視線を逸らすと、再び雅人に背を向けた。
「ただの香水で安心しました。じゃあ、おやすみなさい」
小夜莉は一気にそう言い切ると、呼び止めようとする雅人を振り切るようにリビングを飛び出す。そして小走りに自分の部屋に駆け込むと、バタンと扉を閉じた。
しばらく扉の前に立っていた小夜莉は、雅人のスリッパの音がリビングから奥の部屋へと消えるのを確認してから、力が抜けたようにへたり込む。
(もう隠せない……)
シーンと静まり返った真っ暗い部屋で顔を上げると、小夜莉は熱くこもった息を吐いた。
「私は雅人さんに恋してるんだ」
そう声にだした途端、小夜莉の全身に雅人に触れたときの感覚が蘇る。
偶然の出会いから始まり、お互いの目的のために契約結婚した相手。でも小夜莉はその雅人を好きになっていた。
(だから雅人さんだけは平気だったんだ。あんなに触れても大丈夫だったんだ)
小夜莉はここに引っ越してきてからの自分を振り返る。