傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
(幸せだな……)
ずっと恋はできない、男性を好きになれないと思って生きていたから、こんな素敵な未来が待っているとは思ってもみなかった。
片瀬さんは物腰が柔らかで、オフモードのときはちょっと抜けているけれど、仕事のときはしっかりしていて頼りがいがある。
どの片瀬さんも大好きで、もっといろんな顔が見てみたいと思った。
「あれ、テレビつけてなかったんだ」
洗い物から戻ってきた片瀬さんがマグカップを二つ持ってソファーまでやってくる。
どうもスウェットの下が濡れているな……と思ったら、照れくさそうに水が跳ねてしまったと教えてくれた。
「ふふ、よくありますよね」
「それにしては濡らしすぎな気もするけど……。まぁ、いいか」
彼が笑ってソファーに座り、私の肩にもたれ掛かってくる。
何もしていなくても、体の一部が触れ合っているだけで幸せだ。
そう思っていると、手を握られた。
「あのさ、水嶋さん、ひとつお願いがあるんだけど……」
「なんですか……?」
「いつまでも水嶋さん、って呼ぶのはよそよそしいから、これからは葉月って呼んでもいい?」
ずっと恋はできない、男性を好きになれないと思って生きていたから、こんな素敵な未来が待っているとは思ってもみなかった。
片瀬さんは物腰が柔らかで、オフモードのときはちょっと抜けているけれど、仕事のときはしっかりしていて頼りがいがある。
どの片瀬さんも大好きで、もっといろんな顔が見てみたいと思った。
「あれ、テレビつけてなかったんだ」
洗い物から戻ってきた片瀬さんがマグカップを二つ持ってソファーまでやってくる。
どうもスウェットの下が濡れているな……と思ったら、照れくさそうに水が跳ねてしまったと教えてくれた。
「ふふ、よくありますよね」
「それにしては濡らしすぎな気もするけど……。まぁ、いいか」
彼が笑ってソファーに座り、私の肩にもたれ掛かってくる。
何もしていなくても、体の一部が触れ合っているだけで幸せだ。
そう思っていると、手を握られた。
「あのさ、水嶋さん、ひとつお願いがあるんだけど……」
「なんですか……?」
「いつまでも水嶋さん、って呼ぶのはよそよそしいから、これからは葉月って呼んでもいい?」