傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
「はぁ、美味しかった。満腹だ……」
「本当に。予約してくれてありがとう、お兄ちゃん」
「ううん、むしろ今日は来てくれてありがとう。……さて、そろそろ席の時間もあるし店を出ますか」
「そうだね。あっ、その前に、お手洗いに行っても大丈夫?」
「もちろん。てか、俺も行く〜」
私が席を立ったのと同時に兄も椅子から立ち上がる。
彼と綾瀬さんは大丈夫とのことで、席で待っていてくれるとのことだった。
二人を残しても大丈夫かな……と思ったけれど、ちらりと振り返ったら和やかに談笑しているのが見えてホッとする。
途中で兄と別れてトイレを済ませたのに、なぜか先に戻っているはずの兄が待っていてくれた。
「お兄ちゃん……? どうしたの?」
「いや、葉月に言わないといけないことがあってね」
その顔はいつものおちゃらけた雰囲気とは真逆の表情である。
何事かと身構えたら、「剛人のことで……」と切り出され、私は息を呑んだ。
「実はアイツから連絡もらって。どうも、葉月の家に行ったらしいな」
「……うん」
「そのことで、さすがに俺も怒ったんだ。いくら葉月のことが好きだからって急に押しかけるな、って」
「本当に。予約してくれてありがとう、お兄ちゃん」
「ううん、むしろ今日は来てくれてありがとう。……さて、そろそろ席の時間もあるし店を出ますか」
「そうだね。あっ、その前に、お手洗いに行っても大丈夫?」
「もちろん。てか、俺も行く〜」
私が席を立ったのと同時に兄も椅子から立ち上がる。
彼と綾瀬さんは大丈夫とのことで、席で待っていてくれるとのことだった。
二人を残しても大丈夫かな……と思ったけれど、ちらりと振り返ったら和やかに談笑しているのが見えてホッとする。
途中で兄と別れてトイレを済ませたのに、なぜか先に戻っているはずの兄が待っていてくれた。
「お兄ちゃん……? どうしたの?」
「いや、葉月に言わないといけないことがあってね」
その顔はいつものおちゃらけた雰囲気とは真逆の表情である。
何事かと身構えたら、「剛人のことで……」と切り出され、私は息を呑んだ。
「実はアイツから連絡もらって。どうも、葉月の家に行ったらしいな」
「……うん」
「そのことで、さすがに俺も怒ったんだ。いくら葉月のことが好きだからって急に押しかけるな、って」