傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
日常的に利用するお店や病院などであれば大丈夫だと伝えて、なるべく彼に気を使わせないようにする。
電車に乗るときもできることなら女性専用車両に乗るようにしているけれど、今日みたいにどうしたって難しいときは普通の車両に乗っていた。
私はただ、男性が苦手なだけだ。
必要以上に触れられたり、話しかけられたりするのが苦手であるというだけで、同じ空間にただ居るだけでは取り乱すこともない。
なるべく男性を避けるようにはしているけれど、絶対に排除しなければ、というわけではなかった。
「もし辛かったらすぐに言ってくださいね。むしろ、俺が水嶋さんを怖がらせているかもしれないけれど……」
「片瀬さんのことは、少し慣れてきました」
「うーん……。それは嬉しいような、男の括りに入ってないのは悲しいような……」
いまだにぴょんぴょんと跳ねる後ろの毛を撫でつけながら彼が言う。
ワックスでも固めきれなかったのか、明後日の方向に跳ねる髪は尻尾のように見えた。
電車に乗るときもできることなら女性専用車両に乗るようにしているけれど、今日みたいにどうしたって難しいときは普通の車両に乗っていた。
私はただ、男性が苦手なだけだ。
必要以上に触れられたり、話しかけられたりするのが苦手であるというだけで、同じ空間にただ居るだけでは取り乱すこともない。
なるべく男性を避けるようにはしているけれど、絶対に排除しなければ、というわけではなかった。
「もし辛かったらすぐに言ってくださいね。むしろ、俺が水嶋さんを怖がらせているかもしれないけれど……」
「片瀬さんのことは、少し慣れてきました」
「うーん……。それは嬉しいような、男の括りに入ってないのは悲しいような……」
いまだにぴょんぴょんと跳ねる後ろの毛を撫でつけながら彼が言う。
ワックスでも固めきれなかったのか、明後日の方向に跳ねる髪は尻尾のように見えた。