紺桔梗の転調




 緊張ゼロ、即答の曜汰はさっさと背を向け、地面に落としたスニーカーに足を入れる。

 教室に忘れた鞄の中のパウンドケーキは、渡せなかった。

「曜汰」

「ん?」

 振り返った曜汰に笑顔で手を振る。

「また月曜日にね」

 曜汰の反応が答えを示す、違いを求めた瞬間に、私は曜汰にフラれる。




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