再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
【してるから大丈夫】

【晩飯は食べたのか?】

【食べたよ】

【そうか。こっちはいつ帰れるか分からないから、先に寝ていいよ】

メッセージを送った直後に既読になり、すぐに返信が来る。
時刻を見ると二十二時半過ぎ。
いつ帰れるか分からないってことは、日付が変わる頃になるのかもしれない。

【分かった。テツもあまり飲み過ぎないようにね!】

【分かってる。あー、早く帰りたい】

最後の一文にテツの本音がダダ漏れで、ふっと笑ってしまった。

【ドンマイ!】というスタンプを送ったけど、しばらく経っても既読にならなかった。
接待に戻ったのかな。
このまま起きてても仕方ないし、明日も仕事だ。

「そろそろ寝ようかな」

独り言をつぶやき、スマホを持って部屋に戻る。
布団の上に寝転がって目を閉じても、すぐに眠れるわけがない。
仕方なくスマホを弄り、ネットニュースなど見る。
目で追っては見たものの、頭の中にはなにも入ってこない。
やがてそれも飽きて、枕元にスマホを置く。

明かりを消すと、しん、とした静寂に部屋が包まれた。
いつもと同じはずなのに、なぜか落ち着かなくて何度も寝返りを打つ。

テツ、いつ帰ってくるんだろう。
接待は相手がいるので、自分勝手に帰宅時間を決めれない。

起きていたら、どうしてもテツのことばかり考えてしまう。
意識して違うことを考えようとするのに、なぜか再び彼のことが頭に浮かんでくる。
ぎゅっと目を閉じて、無理やり考えるのを放棄した。
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