再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
十六時過ぎに家に帰り、着替えを済ませる。

平日のこんな時間に家にいることは滅多にない。
窓の外は明るいし、少し落ち着かない気分だ。

これからどうしようかと考えていたら、スマホにメッセージが届いた。
送り主はテツだ。

【お疲れさま。今日の夜、予定ある?】

今日はなにもやることがないので、暇といえば暇だった。

【お疲れさま。特に予定はないけど】

メッセージを送るとすぐに、返信が来る。

【よかった。仕事終わりに会おう。また連絡する】

ほんの数分のやり取りで、半ば強引に今夜の予定が決まってしまった。

このタイミングでテツと会うのか……。
仕事終わりって、もう終わっているんだけど。

スマホをテーブルの上に置き、小さく息を吐く。
私はテツから連絡がくるまで、部屋の片付けをすることにした。

♢♢♢

「で、どういうことだよ」

ジロリと睨まれて肩を竦めた。
私は今、テツの行きつけの居酒屋『まちらく』で問い詰められている。

あのあと、テツから【今日は早番遅番どっち? 迎えに行くから】とメッセージが送られてきて、返答に困った。
なぜなら私は、家にいたからだ。
正直に【家にいる】と返信したら、案の定、テツから怪しまれた。
文章で伝えるのは長くなると思ったので【会ってから話す】と濁した。
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