国宝級イケメン御曹司はフェチの所為で恋愛できない
オオコウチホールデイングスは、各種企業を統括している。

傘下の企業の経営戦略の立案管理をしている。

圭介は傘下の会社でリゾートホテルの経営や不動産開発などを手掛ける大河内エステイトリゾートの副社長をしている。

皆藤は圭介の第一秘書だ。

将来オオコウチホールデイングスのトップになった時にも皆藤には秘書として支えてもらうつもりだ。

皆藤は小学校からの幼馴染で圭介より1歳年上だ。

秘書室長も兼任していて忙しいので圭介には第2秘書の山野辺沙耶(ヤマノベサヤ)24歳もいる。

彼女は地味でダサい眼鏡をかけて髪の毛も首筋でお団子にして前髪も降ろしているので顔がよく見えない。

とにかく秘書と言うと美人でおしゃれでと言う女性が多い中、山野辺沙耶は異質だ。

でもだから人事部は俺の第2秘書に抜擢したのだろう。

彼女なら俺とどうにかなるなんてことは絶対にないタイプだから、皆藤も安心している。

俺にも興味はないみたいだし…仕事はできるのだ。

背筋をピンと伸ばして副社長室に座って仕事をしている姿は頼もしい。

歩く姿も美しいのだ。

ただ地味なのだ。

会社に着くともう彼女は来ている。

いつも俺より後に来たことがない。

何時に来ているんだか…?

朝会社につくとまずは珈琲を持ってきてくれる。

そして午前中のスケジュールがつまっている時は、自分で作ってくるのだろうサンドイッチが添えてある。

何故?と聞いた事があるのだが、なんでも午前中の仕事が立て込んでいると俺の機嫌がだんだん悪くなっていくそうだ。

その原因の一つが朝食を食べてこないことにあると気が付いたと言った。

だから、機嫌が悪くなる原因は一つでも排除したくてサンドイッチを付けていると言っていた。

時々おにぎりと緑茶というバージョンもある。

気を使わせているのは申し訳ないと思いつつ、確かにお腹が減ると俺の機嫌は悪くなる傾向にある。

今朝は小さなおにぎり2個に緑茶だった。

今日はおにぎりの気分だったのでちょっと嬉しかった。

彼女にお礼を言ってしっかりと頂いた。

これで今日も一日頑張れる。
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