御影市大新年会2009
会話も弾み、当然酒もすすむ。

気がつけばジルコーに続き、番茶から酒に切り替えた時貞、周りのペースに巻き込まれて飲み過ぎた紅まで眠ってしまっていた。

まだ子供のななみの面倒を見ている哲平も、ななみより先に眠ってしまっている。

「何だ、男性陣はだらしがないな」

乙女が笑う。

「…哲平さんは…仕方ない…機関との戦いで…疲れてる…」

ななみがボソリと言う。

「あらあら」

メグがななみの頭を撫で繰り回した。

「大好きな哲平の事となると、随分庇うのねー?」

「あうあう…」

乱暴に頭をくしゃくしゃにされ、ななみはクルクルと目を回した。

「ちょ、ちょっとメグさん…飲み過ぎですよ…」

ようやくジルコーの膝枕から解放された桜花が言う。

ともあれ、現在この場には女性のみだ。

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