御影市大新年会2009
仕方なく覚醒者三人の滞在を了承。

メグはリビングへと戻る。

…ソファでジルコーが大いびきをかいて眠っていた。

そのそばでは桜花が困った顔。

ジルコーは桜花に膝枕状態で眠ってしまっているのだ。

身動きが取れない。

ガサリ、とコンビニの袋をテーブルの上に置きながら、メグはふと考える。

長老を差し引いて、この場には六人。

買い物は三人分。

しかも酒類ばかりで、未成年のななみや哲平の分は飲み物がない。

「ん…俺が買ってくる」

ソファに座っていた哲平が立ち上がるが。

「馬鹿、貴方は機関に追われている身でしょ?騒ぎを起こされちゃ迷惑よ」

メグが止めた。

そして桜花はご覧の通り身動きが取れない状態。

機関に追われているのは黛やななみも同じ事。

自然と。

「また私か…」

メグは額に手を当てた。

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