AI暴走教室
「わからない。なにも考えられない」
痛そうな表情で首を左右に振る。
答えなんて見つからない。
もしも失敗すれば先生と同じことになってしまうとAIは言っていた。
それはつまり、良は殺されゴミとして処分されるということなんだろう。
そんなこと考えたくもなかった。
絶対に良を守りたい。
でも、どうやって?
考えても考えても最善策は見つからない。
ここから出られない限り、私たちはAIの支配下にいるんだ。
「でも、オレには誰かを殺すなんて無理だと思う」
自販機の前までやってきて良が呟いた。
「うん。そうだよね」
ここにいるのは全員仲間だ。
その中の誰かを殺すなんてできっこない。
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