AI暴走教室
仲間を殺す以外の選択肢をしたいのに、持っていない自分がふがいないとすら感じる。
「でも……」
でも、殺したくない。
誰も殺したくなんてない。
そう言いたいのに言葉は出てこない。
重たい沈黙が下りてくる中、良が真由美に近づいた。
「ありがとう真由美。オレを助けようとしてくれたんだろ?」
それはとても優しい口調だった。
誰のことも責めてはいない、包み込むような声。
「でもオレは大丈夫だから。一志の拘束を解いてくれ」
良の言葉に真由美の目が泳いだ。
「どうしてそんなことを言うのよ? 最終的には時間内にやらないといけないのに!」
「そうなるかもしれない。でもできなくてもいい」
それってどういう意味?
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