AI暴走教室
すると送られてくる電流も途絶えたのか、急に横倒しに倒れ込んで大きく呼吸をしはじめた。
「一志、大丈夫!?」
真由美が心配そうにその顔を覗き込んだ。
「あぁ……」
どうにか呼吸を整えて返事をした一志は上半身を起こすと、腕輪を少しずらしてさすりはじめた。
近づいて確認してみると、ミミズ腫れのように真っ赤に腫れ上がっている。
それが手首をぐるりと回っているのがわかった。
腕輪全体から電流が流されていた証拠だ。
「くそ、いてぇ」
ぶつぶつと文句を言いながらも、真由美に支えてもらいながら立ち上がった。
少し足元がふらついているけれど、どうにかボールの前に立つ。
「大丈夫か?」
< 35 / 171 >

この作品をシェア

pagetop