AI暴走教室
「最初はルールだってよくわかってなかったけど、兄貴と一緒にボールを追っかけてるのがとにかく楽しくてどんどんハマっていって。いつか大舞台で兄貴と一緒にプロで活躍するんだって……。でも、そんなに簡単な話じゃないよな。プロのサッカー選手なんてさ。兄貴は高校卒業してから普通の大学に進学して、サッカーも休日やるだけになって。そんな姿を見てたらさ、なんか余計にやめられないって気持ちになってきたんだ。俺が兄貴のぶんまで頑張って、絶対にプロになってみせるって……まるでガキの妄想だよなぁ」
声を上げて笑う一志。
その目にも涙が滲んで光っている。
「諦めるタイミングがなかったから、ちょうど良かったんだ」
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