僕の父親はコックリさん
「本当か? それにしては最近代わりすぎだろ? 昼間だって女子生徒を助けたって聞いたぞ」
 言いながら洸平は部屋の中をジロジロと眺めている。少しでも女性を匂わせるようなものがなにか探しているのだろう。
「人助けはするもんだろ」
「だとしても、今日だけで2度も人のピンチを救ったんだろ? 普段のお前らしくない」
 なにげに失礼なことを言っているけれど、人間離れした身体能力を思い出すとそう言いたくもなる。
 普段から人気のある正雄は今日だけでどれだけファンを増やしたことかわからない。
「どれ、寝室も覗いてみてやる!」
 少し酔が回ってきているのか、洸平はいつも以上に無遠慮だ。
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