僕の父親はコックリさん
 居間の隣の部屋へと続くドアを大きく開くとそこにはシングルベッドと本棚が置かれていた。
 シンプルで整頓された部屋だ。
「洸平、そのへんにしておけよ」
 さすがにここから先は正雄のプライベート空間だ。見られたくないものだってあるだろう。そう思って妖は声をかけたのだけれど、洸平には聞こえていなかった。
「ベッドいいなぁ!」
 普段は布団で眠っているのだろうか、洸平はそう言うとベッドにダイブした。
 ボフッと鈍い音がして微かにホコリが舞い上がる。その中にキラキラと光る繊維状のものを見つけて妖は気が付かれない程度に眉を寄せた。
 今のはなんだ?
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