僕の父親はコックリさん
そう思って身を乗り出して寝室内を確認しようとしたとき、突然洸平が飛び起きた。
「お前! これなんだよ!」
そう叫ぶ指先にはなにかを掴んでいる。けれどここからじゃそれがなんなのかよく見えなかった。
「なんのこと?」
正雄は自分のベッドが他者に占領されているというのに、呑気に油揚げを食べている。今の自分にはこれだけあれば充分だとでもいいたげだ。
「この、金色の髪の毛だよ!」
それはベッドのホコリと共に舞い上がっていた金色の繊維だ。洸平はアルコールが入っていて髪の毛に見えているのかもしれないが、それほどの太さはない。
「お前! これなんだよ!」
そう叫ぶ指先にはなにかを掴んでいる。けれどここからじゃそれがなんなのかよく見えなかった。
「なんのこと?」
正雄は自分のベッドが他者に占領されているというのに、呑気に油揚げを食べている。今の自分にはこれだけあれば充分だとでもいいたげだ。
「この、金色の髪の毛だよ!」
それはベッドのホコリと共に舞い上がっていた金色の繊維だ。洸平はアルコールが入っていて髪の毛に見えているのかもしれないが、それほどの太さはない。