僕の父親はコックリさん
 洸平の質問に克彦が苦い顔を浮かべて「キツネはもう消えたでしょう?」と言った。
 ということは、本当に本物の花子ちゃんとデートということらしい。
「嘘だろ。まさかこんな展開……」
 正雄はそのまま絶句してしまった。
 けどまぁ、克彦は頑張ってはいたし。
 妖はそう思うものの、やはり疑ってかかってしまう。なにせ克彦のやり方はストーカーじみていた。そんなやり方でマドンナ花子の気持ちを射止めることができるとは思えない。
「花子ちゃんのボランティアを何度か見にいってる内に、僕もボランティアに参加するようになったんだ」
 克彦が自信満々に話し始める。
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