僕の父親はコックリさん
写真の中の父親は髪の毛を短く刈り上げてツーブロックにして、少し緊張気味に写っている。グレーのスーツが光の反射で白く写っていて、まるで結婚式の写真みたいだ。母親もおとなしいクリーム色のスーツを着ていて、写真の中でめいっぱいおめかしをしているのは妖ひとりだけだ。白い着物の上にブルーの羽織を着て、雪駄をはいている。七歳のときにはスーツを着ていた記憶があるから、和装をしたのはきっとこのときだけだったんだろう。
「今の妖、父親にそっくりだなぁ」
「そうかぁ?」
自分ではいまいちわからなくて首をかしげる。似ていると言われると嬉しい反面、複雑な気分になる。
「父親はなにしてるんだ?」
「今の妖、父親にそっくりだなぁ」
「そうかぁ?」
自分ではいまいちわからなくて首をかしげる。似ていると言われると嬉しい反面、複雑な気分になる。
「父親はなにしてるんだ?」