僕の父親はコックリさん
「これからこのお守りを作ってくれた黒羽さんのところへ行こうと思うんだ」
グラスの中の麦茶は飲み干してクッキーも半分ほどに量を減らしている。妖が家へ戻ってきてから二時間ほどが経過していた。時間にはまだ余裕があり、昼を少し回ったばかりだ。
「それなら俺も一緒に行こうかな」
人の家にいても気まずいだけでやることもとくにないのだろう、洸平はすぐに賛同した。
「あら、ご飯はどうするの?」
キッチンに立って昼ご飯の準備を進めていて母親が声に気がついてやってきた。
「戻ってきてから食べるよ」
ずっと甘いものを食べていたからそれほど空腹感もない。運動がてらの散歩ついでだ。