僕の父親はコックリさん
 花子に肯定的な言葉を投げられたのは始めての経験なのでやはり言葉が続いて出てこない。照れ隠しのために頭をかいて笑ってえみるけれど、緊張から広角がひきつっていることが自分でもわかった。
「恐い動画を撮ってるんだっけ?」
「そうなんだ。あ、でも、誰でも見られるように編集してるから、大丈夫だから!」
 恐いものが苦手な花子でもきっと楽しんで見ることができるはずだ。克彦は編集中にも何度も花子のことを思い出し、考えながら作業を行っている。いつか自分たちの動画を花子と一緒に見ることが克彦の夢でもある。
 だから、怖くないことには自信があった。
「それなら私にも見れそうだね?」
「も、もちろんだよ!」
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