僕の父親はコックリさん
 隣町の子が何歳かわからない、性別だってわからない。けれど自分たちのもとへ噂として流れてくるのだから、それほど年が離れているわけではないだろう。
 そんな子がずっと病気をしているとか、入院中にこっくりさんをしたということが香には衝撃的だった。
 今まで風邪を引いたことはあるし、インフルエンザにもかかったことがある。インフルエンザにかかったときは本当にしんどくて、それこそ死んでしまうんじゃないかと夜に怖くなって泣いてしまった。
 だけどそれだけだった。香が今まで経験した病気なんて、きっと隣町の子に比べればどうってことのない日常のひとこまだ。
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