僕の父親はコックリさん
 そう言われて納得した。
 小学校の中庭には先生お手製のうさぎ小屋が設置されていて、中には三匹のうさぎが飼育されている。
 真っ白なうさぎと、目のまわりだけが黒いうさぎと、茶色いうさぎの三匹だ。
 それぞれミルク、パンダ、カプチーノと言う名前がつけられている。
「せっかくここまで来たんだから、うさぎを見て帰らない?」
 その提案を断る理由はなにもなかった。今日は両親とも用事で出かけるらしいから、今帰宅しても暇になるだけだ。
「うん、いいよ」
 妖が頷くと加奈子は嬉しそうに笑った。そして視線を下に移動させる。
「じゃあ、そろそろ腕を離してくれない?」
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