僕の父親はコックリさん
 そんな志門は今キツネ姿のままで寝室のベッドに寝かされている。さすがに疲れてしまったんだろう。しばらく、力が戻るまでは眠ったままになるはずだ。
 最初は志門の姿かたちに驚いていた洸平も、今では落ち着いている。
 妖の力についても比較的すんなり受け入れて、仲間に引き入れただけの度量はさすがだった。
「これで、あの寺へ行っても大丈夫になったんですか?」
 妖がふと思い出して黒羽へ質問した。自分たちが廃寺へ向かったそもそもの目的は、もう誰にもキツネをとりつかせないというところにある。
「そうだ。それで考えていたことがあったんでした」
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