僕の父親はコックリさん
 浩平はこの先なにがあっても動画撮影を続けるのだろう。お金になるからとか、人気者になれるとかではなくて、純粋に好きだからだ。
 仲間がいなくなったとしてもずっと続けていそうだなと妖は思う。
 浩平を見送ってリビングへ戻ってくると、志門が起きてきていた。ちゃんと人間の姿になっている。
「妖、今回は大活躍だったな」
 嬉しそうな志門の声色に妖は呆れてしまう。
「誰のせいだよ」
「はははっ! これは悪かったな」
 ポンッと大きな手が妖の頭に乗せられて、不覚にも泣いてしまいそうになった。その手は昔と変わらずに優しくて、そして大きかったから。
 死んでなくて本当によかった……。
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