僕の父親はコックリさん
 かくして、妖は浩平と克彦と正雄を引き連れて実家に戻ってきていた。
 大勢の友達と共に帰省してきた妖を見て香は穏やかな微笑みを浮かべていた。子供の頃は妙な力のせいで友人を作ることが難しかった妖が、今では友人にかこまれている。香の目には微かな涙が浮かんでいたかもしれない。

 十二月三十一日の夜になると、父親が車を出して全員で寺へ向かっていた。この日のためにレンタルした八人乗りのバンだ。
「車の運転とかできたんだな」
 妖が後部座席から声をかけると「できるさ、失礼だな」と志門が笑う。
「免許とかどうやって取ったんですか?」
 浩平の質問に「化かした」とニヤリと笑う。
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