僕の父親はコックリさん
あの時と違うのは石段は綺麗に整備され、付近には駐車場も作られていたこと。そしてその駐車場はほぼ満車になっていたことだった。
「これ、どういうことだ?」
本殿は崩れ落ちて完全になくなってしまったはずだ。それなのに今、妖の目の前には真新しい本殿がそびえ立ち、境内にはいくつもの出店が軒を連ねているのだ。老若男女が行きかうその光景は話しに聞いていた昔の稲荷寺そのものだ。
呆然と立ち尽くしていると、後ろから声をかけられた。
「よく来てくれたね」
そこにいたのは黒羽だった。
「黒羽さん! これってどういうことですか?」
「妖くんたちのおかげなんだよ」
「これ、どういうことだ?」
本殿は崩れ落ちて完全になくなってしまったはずだ。それなのに今、妖の目の前には真新しい本殿がそびえ立ち、境内にはいくつもの出店が軒を連ねているのだ。老若男女が行きかうその光景は話しに聞いていた昔の稲荷寺そのものだ。
呆然と立ち尽くしていると、後ろから声をかけられた。
「よく来てくれたね」
そこにいたのは黒羽だった。
「黒羽さん! これってどういうことですか?」
「妖くんたちのおかげなんだよ」