僕の父親はコックリさん
「おはよう」
 ニコッと笑ったつもりがやはり緊張で下手な笑顔になっていたようで、すぐに洸平に感づかれてしまった。
「どうしたんだよ。花子ちゃんと進展があったのか?」
「それが、実は今日も誘われてて」
 顔を赤くしてしどろもどろに説明しはじめる克彦の話を洸平は黙って聞いた。そして最後まで聞き終えたとき突然立ち上がったのだ。
 ガタンッと椅子を鳴らして立ち上がり一気に距離を詰めてくる洸平に後ずさりをする。またひとりだけモテている自分に嫉妬してくるんだろうかと思ったが、今回は違った。
「頑張って来いよ!」
 両肩をガッシリと掴まれてそう言われた克彦はキョトンとしてまばたきを繰り返す。
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