僕の父親はコックリさん
「と、いうわけなんだ」
妖の部屋はようやく涼しくなってきたところだったけれど、克彦と洸平と正雄の三人は身を寄せ合って暖かな緑茶を飲んでいた。寒気が止まらないらしい。
「ドッペルゲンガーみたいなもんか?」
話を聞き終えた妖はひとりアイスコーヒーを飲んで呟く。
「わからないんだ。とにかくどうにかしてほしいんだよ!」
小柄な克彦が妖にすがりついて涙目で見上げてくる。その体は冷え切っていた。
妖は「ふむ」と、顎に手を当てて考え込む。
話を聞いただけではなにが起こっているのか判然としない。とにかく大学へ行って直接花子を見てみることが先決そうだ。