僕の父親はコックリさん
 克彦は部屋の奥へと視線を向ける。奥の机では洸平が作業をしている。正雄はトイレにでも行っているのか、部屋にはいなかった。
「花子ちゃんならここに来たぞ」
 克彦の言葉を引き取ったのは洸平だった。
「ここに?」
「あぁ。編集しているところを見学したいってさ」
 そう言われて妖は克彦を睨みつけt。花子と接触があれば連絡してくるように伝えておいたはずだ。
 克彦は申し訳なさそうに首をすぼめて「ごめん、つい話に夢中になって、忘れてたんだ」と小声になった。
「確かに、花子ちゃんはやけに熱心にこっちの話を聞いてくれて、ついベラベラしゃべっちまったよな」
 洸平がボリボリと頭をかいて答える。
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