僕の父親はコックリさん
 花子はしかめっ面をしてぼやく。それはいつも通りの花子で、特に変わった所はなさそうだ。
「そっか、じゃあ頑張って」
「うん。坪井くんもね」
 手を振り、足早に教室へ戻っていく花子の後ろ姿を見送ると、妖はあるき出したのだった。

「え、花子ちゃんに会ったの!?」
 編集作業中の克彦にさっきの出来事を伝えると克彦は目を丸くして、次にしどろもどろな様子になった。
「特に変わったところはなかったけど」
「そっか……」
 作業の手を止めてうつむきため息を吐き出す。
「今日花子ちゃんからの連絡は?」
「連絡はなかったよ。でも……」
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