僕の父親はコックリさん
 狼狽し、画面を妖を交互に見つめて動けずにいる克彦をそのまま残し、妖と洸平は部屋を出たのだった。

「おい、ちょっと待てよ!」
 廊下へ出て少し歩いたところで洸平が妖の腕を振りほどいた。力まかせに振りほどかれた腕に顔をしかめて洸平を見つめる。
「今のなんだよ。克彦が一番不安なのに、なんでひとりにするんだよ」
 仲間思いの洸平は唾を吐きながら抗議する。洸平も実際に自分の目でもうひとりの花子を見ているため、とてもほっておけないんだろう。
「ドッペルゲンガーの花子ちゃんが狙ってるのは克彦だ」
「だったら!」
 なにかを言いかける洸平へ向けて妖は左右に首を振って次の言葉を遮った。
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