僕の父親はコックリさん
「まぁ座れよ。ここなら隣の部屋に誰かが出入りすればすぐにわかる。ここから克彦を見張るんだ」
妖はそう言ってくたびれた本を一冊手にとって眺め始めたのだった。
隣の部屋で動きがあったのはそれから三十分経過したときだった。
ガラガラと戸が開く音がして妖と洸平のふたりは小さくドアを開けて廊下の様子を確認した。
克彦が部屋から出てきて廊下を歩いている後ろ姿が見えた。手にはスマホと財布だけを持っているので買い出しにでも出るんだろう。
克彦の背中が充分遠ざかってからふたりは物音を建てないようそっと教室を出て後をつけた。
妖はそう言ってくたびれた本を一冊手にとって眺め始めたのだった。
隣の部屋で動きがあったのはそれから三十分経過したときだった。
ガラガラと戸が開く音がして妖と洸平のふたりは小さくドアを開けて廊下の様子を確認した。
克彦が部屋から出てきて廊下を歩いている後ろ姿が見えた。手にはスマホと財布だけを持っているので買い出しにでも出るんだろう。
克彦の背中が充分遠ざかってからふたりは物音を建てないようそっと教室を出て後をつけた。