僕の父親はコックリさん
 手前にある雑貨の棚と通り過ぎ、中央のお菓子の棚を確認して、更に置くにあるパンの棚へ向かう。パンとスイーツが向かうように並んだその棚の通路で克彦の笑い声が聞こえてきて妖は足を止めた。
「じゃあ、今度は作業を手伝ってみる? 大変だけど、楽しいよ」
「いいの!?」
 はしゃいだ声は間違いなく花子のもので、妖はハッと息を飲んで棚の隙間からふたりの様子を確認した。
 克彦と花子はそこで立ち話をしていて、花子は克彦を誘うような妖艶な笑みを浮かべている。
 妖は慌ててスマホを取り出して誰かに連絡を入れると、早足でコンビニから出て看板の影に隠れている洸平と合流した。
「中で花子ちゃんと話をしてた」
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